研削加工とは

研削加工

研削加工とは、研磨加工とも呼ばれ、主に金属の表面にグラインダーと呼ばれる砥石を高速回転させて削る機械加工の一種です。通常のマシニングセンタ等を使用した機械加工に比べ、工具あたりの除去量が非常にわずかな為、加工精度や、面租度の精度に優れています。
新越精機株式会社では数ある研削加工の中でも、平面研削加工と、内面研削加工の一種である治具研削加工を行っています。特に治具研削加工機を導入してから30年、治具研削加工に関しては、かなりのノウハウを蓄積しております。

研削加工の種類

内面研削

内面研削とは、高速回転している砥石でワークの穴の内側を研削する加工です。ワーク、砥石をどう動かして研削するかによって、普通型、プラネタリ型、センターレス型など様々な加工方法があります。どの加工方法においても、穴の内側を研削加工することで、内側の寸法精度や真円度、面粗さなどの高品質な精度を出す事を目的としています。

治具研削
内面研削の中でも通常は工具の位置は固定で、ワークを動かしますが、弊社の「治具研削機」は、ワークを固定し、工具の高速回転とXY軸移動によって研削するので、固定治具とプログラムによってあらゆる形状のワークを研削することが出来ます。
単品で、精度を出したい製品などの加工に非常に力を発揮します。
治具研削について、詳しく見る
治具研削

平面研削

ワークの穴の内側の精度を出す内径研削に対し、ワークの外側の平面の精密加工が平面研削です。高速回転している研削工具に対して、ワークをスライドさせ、ごくごく微量な量を削る加工の事を言います。削る量が僅かな為、平面研磨と呼ばれることもあります。
表面全体を研削する加工を、「平面研削」、「ヒラケン」といい、主にワークの表面の平行度や、表面粗さの精度を出すために行います。それに対し、平面研削の中でも、治具を用いてワークの一部のみを研削する加工を「成形研削」、「成形研磨」といいます。

成形研削
ワークの外側を研削する点においては平面研削の一種ですが、平行度や表面粗さを出す「平面研削」に対し、ワークの「精度」を出すための平面研削が成形研削、成形研磨加工です。新越精機株式会社には6台の成形研磨機があり、長年のキャリアを持つ職人が一つ一つ加工しています。正直、量産は難しい体制ではありますが、少ロットの製品であれば、高品質、短納期で対応させて頂きます。
成形研削について、詳しく見る
成形研削

円筒研削

平面研削と同じく、ワークの外側を研削する手法ですが、ワークが丸物の場合には、円筒研削をおこないます。
新越精機では円筒研削の加工機はありませんが、協力会社にお願いして加工をして頂きますので、他の研削加工の案件と合わせてご相談ください。
円筒研削